広島ライオンズクラブが結成50周年の大きな節目をお迎えになられ、記念式典が盛大に行われますことを、心よりお慶び申し上げます。
 本当におめでとうございます。
 結成された1955年と申しますと、丁度、終戦から10年後であります。
 広島は原子爆弾被爆と云う人類史上未曾有の地獄の現実に遭遇され、ほかの誰にもわからない絶望と廃墟の中から懸命に立ち上がろうとされておられた時期だと想像します。
 こんな時に「友愛と奉仕」の精神を骨とするライオニズムを神戸ライオンズの大先輩、L.岡部五峰から継承され、1955年1月26日にクラブ結成を決意された広島ライオンズクラブの先人の勇気と雅量と大志を今こうして思うとき、戦慄と感動で胸が熱くなります。
 そしてこの志をうけ50年間営々と築いて、今日の隆盛をお迎えになられた皆様に心からの祝意と敬意を表します。
 広島県のホームページを拝見しますと、1949年に広島平和記念都市建設法が公布され、広島野球倶楽部(現広島東洋カープ)創設とあり、1958年には広島復興大博覧会が開催され、県民の皆様が一丸となって立ち上がろうとされた姿が見える様な気がします。
 丁度この時の誕生ですから、広島ライオンズクラブのパイオニアの方々は、文字通り獅子奮迅のお働きをなされ、県民の皆様に大きな希望と夢と力を興えた事と拝察いたします。
 神戸(ホスト)ライオンズクラブには13の子クラブがあり、貴クラブは5番目の愛し子になるわけでございます。貴クラブのいつもかわらぬお気配り、温かさ、おおらかさによって、特別の親しみのある友情と信頼で私達は結ばれていると存じております。
 平成15年3月に策定された「ひろしま平和貢献構想」に基づき「ひろしま国際平和フォーラム」シンポジウムが開催されていますが、次の新しい50年を広島ライオンズクラブにしかない歴史背景と独特の温かい信頼と友情による人の輪づくりを、ライオンズ、地域、国、外国に広げ、貴クラブにしか出来ない愛と尊厳に裏打ちされた「平和」への発信を期待しております。
 どうぞこれからの50年、新しい将来に向かって広島ライオンズクラブが益々発展されることを心からお祈りいたします。
 本日は本当におめでとうございます。

(7/9)